レアードサーマルシステムズ、次世代光電パッケージ向け 小型熱電冷却器の新製品ラインを発表

November 12, 2024年11月12日 - レアードサーマルシステムズは、高性能でスペースに制約のある光電機器向けに小型熱電冷却器の製品ラインを拡張するOptoTEC™ MBXシリーズを発売しました。次世代熱電材料と先端プロセスオーメーションを活用した、MBXシリーズは、TOキャン型やTOSA型、バタフライ型パッケージに集積できるように設計された新しい構造を提供します。この最新の革新的な設計は、1.5mm×1.1mm×0.65mm(厚さ)しかないコンパクトな小さな実装面積なので、限られたスペースで最も低い消費電力で極めて高い性能を発揮します。

このMBXシリーズは、周囲温度50℃で最大の温度差82℃という性能で最大43W/cm2と極めて高い排熱能力を持っています。効率の高い熱管理能力と正確な温度の安定化技術を確立したMBXシリーズは、レーザーダイオードや光トランシーバ、LiDAR(ライダー)、赤外線(IR)センサ、高出力InP(インジウム燐)VCSEL(面発光レーザー)など高温環境で動作する光電デバイスを守ります。

レアードサーマルシステムズの熱電製品ディレクターのアンドリュー・デレッカは次のようにコメントしています。「AI(人工知能)や機械学習などの応用機器で発展してきた光通信産業の先端分野では、高速の光トランシーバ回路のレーザーダイオードには優れた温度安定性が求められます。このMBXシリーズは、光デバイスが一定の波長を保ち、クロストーク(干渉)を減らし、動作寿命を延ばしていることを確認できる理想的なソリューションです。高精度な自動生産ラインに当社が投資してきたことで、プロセス制御や量産能力、高信頼性を当社は自信をもってコミットしています」。

このMBXシリーズは、厳格なテルコーディア(Telcordia)GR-468 CORE品質認定試験に合格してきましたので、厳しい環境でさえ高い信頼性と長い動作寿命を保証し、光電市場におけるもっとも高い品質・信頼性基準に合格しています。MBXシリーズは受注設計ができますので、独自のフォームファクタや排熱能力、電力効率を提供できます。最大280℃のリフロー温度まで対応できるはんだ付け構造と、ワイヤーボンドできるアタッチメントを持っているため、このシリーズは広範囲な光電機器やデバイスに適しています。レアードサーマルシステムズはまた、特別仕上げのオプションもあり、金メッキのパターンやサーミスタの取り付け、気密封止のパッケージや気密封止ではないパッケージなどを選択できます。

詳細は以下のURLをご参照ください:
https://lairdthermal.com/products/thermoelectric-cooler-modules/micro-MBX-series

 

Product Section

OptoTEC™ MBX Series

Applications

Optoelectronics
MBX Series PR