デジタル顕微鏡

デジタル顕微鏡は、高解像度の画像を捉えて、生物や無機物の試料のテクスチャや形状、輪郭、構造などを表す先端実験室のツールです。最新のデジタル顕微鏡はCCDやCMOSセンサベースのカメラを使い、試料に焦点を当て、デジタルスクリーン上に結果となる画像を映し出します。

イメージセンサは熱雑音を最小にし、解像度を最大にするためアクティブ冷却が必要です。顕微鏡のタイプによりますが、カメラは長時間露光を受け入れるために温度を18℃以下に安定して保つ必要があります。周囲温度以下に冷やすことのできる熱電再循環チラーは、ヒートシンクやファン、周囲の液体冷却システムのようなパッシブ冷却ソリューションよりも良い選択肢です。熱電チラーは、イメージセンサを極めて正確に温度制御を行いますが、検出器やFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のような温度に弱い他の部品を冷却することもできます。


Nextreme™熱電チラー

排熱能力が最大400Wと高く、温度安定性は±0.05°CというNRC400はデジタル顕微鏡で、解像度が最も高い製品です。固体の熱電デバイスなので可動部分が少なく、メンテナンスを減らすことができ、画像解析装置の全運用コストTCO(Total cost of ownership)を減らすことができます。

Modern Thermoelectrics Designed for Point of Care Testing (POCT)

Point of Care Testing enables accurate, real-time diagnostic test results within an hour. PCR point of care testing requires sophisticated thermal cycling that can withstand rapid temperature changes. The PowerCycling PCX Series features next generation material and a robust module construction to speed up PCR testing and provide long-life operation.

 

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Presentation

Thermal Management for Analytical Applications

Laird Thermal Systems offers a broad range of thermal management solutions delivering precise temperature control for laboratory equipment.

This brochure provides an overview of applications and products suitable for this market.

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Catalog

Next-Generation Thermoelectrics Designed for Real-Time PCR

Real-Time PCR requires a high number thermal cycles to replicate DNA. PCR Thermocyclers utilize thermoelectric coolers to precisly manage set point temperatures and ramp rates. Mechanical stresses that occur during heating and cooling cycles quickly degrades standard thermoelectric coolers. PowerCycling PCX Thermoelectric Coolers provide rapid temperature changes for PCR applications with minimal degradation in performance.

 

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Presentation

PowerCycling PCXシリーズのテストプロトコル

PowerCycling PCXシリーズは、拡張モジュール構成を利用する高性能な熱電冷却器。温度サイクルの応用で長い動作寿命を提供します。温度勾配が最も小さく正確な温度を維持しながら高速の温度上昇が求められる分子診断に理想的です。この製品ラインは、防衛や通信、PCRのOEM品質検査基準に合格して認められた仕様に従って、性能劣化を最小限に抑えながら、厳しい機械的な環境試験に耐えるような品質を維持しています。

米軍規格が元々は国防や航空機関連組織のために開発されていましたが、この規格は、通信インフラ用の熱電技術を使う応用から医療や分析機器用の応用まで、大手OEMにも採用されてきました。テルコーディア社(前ベルコア社)は、技術分析やテスト技術、コンサルティングサービスなどを、通信機市場における製品サプライヤーやサービスプロバイダに提供する会社です。

レアードサーマルシステムズは、最新の独自テスト技術装置や手法を使って、当社の製品を使用通りに、あるいは業界標準よりも超えていることを保証します。PCXシリーズの代表的なサンプルの品質認定は、次のようなテストに合格しています。全てのTECは、各テストに推奨されている合格基準を満たすか超えています。

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Backgrounder

高温テスト用ソケット

実質的に全ての電子デバイスの中心にあるのがIC(集積回路)あるいはマイクロチップです。この分野でそれを確認するために、ICを最終製品に組み込む前に各チップは高温でテストし、適切に動作し長寿命を確認します。市場でテストされる先端ICチップの採用が急増しているため、高性能で長寿命の高温試験用ソケットの需要が高まっています。そのソケットは、半導体製造工程の最終段階で使われ、不良チップを取り除きます。マイクロチップの信頼性試験には、高温でのバーンイン試験や温度サイクルなどのバイアス試験や環境試験があります。そのような高温試験の一つがHAST(高加速ストレス試験)で、チップを極端に高い温度と湿度にさらし、部品の信頼性を測定します。

高温テスト用ソケットの設計者は、熱管理ソリューションを統合して、0℃から100℃の範囲にある極端な環境条件で温度を安定化しなければなりません。熱電冷却器は最適なソリューションを提供します。同じデバイスで加熱と冷却を繰り返しでき、しかもコンパクトな形状サイズ内に正確な温度を制御できるからです。

浴槽冷却

実験室の冷却浴槽は、周囲温度となる混合液体の温度以下に維持するために使われます。例えば、蒸留させて液体を集める時や、冷蔵や冷凍が必要な物質との化学反応を行う時などです。冷えている浴槽は、低温以下で溶ける固体物質か、沸点の低い液体のいずれかと混ぜられた、熱伝導率の高い物質からなっています。冷却浴槽には氷と水の混合液が最も簡単で容易ですが、ドライアイスや液体窒素は0℃以下に冷やす場合には必要です。 

冷却浴槽は、ある一定時間正確な温度に維持しなければならないことがよくあります。温度の揺らぎがあると成分同士の相互作用に影響を及ぼすからです。再循環チラーが温度管理ソリューションとして好まれてよく用いられます。それは周囲温度よりも低く冷却でき、大量の熱を素早く取り去ることができるからです。


NRC400熱電ベースの再循環チラー

NRC400は、-5℃まで温度誤差±0.05°Cで冷却できるため、浴槽冷却の応用には理想的です。最高級の熱電材料を使ったカスタム仕様の熱電冷却器を使っているので、従来のモデルよりも高い性能係数を発揮します。